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読書『FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学』

スマホ決済のとき、ポイント付与の画面と支払いの画面をいちいち切替えてスキャンしてもらうの面倒くさい。一発で両方ともおねがいしますの呼吸。

 

ほいで

 

今回ご紹介する本はジョー・ナヴァロ、マーヴィン・カーリンズ著

『FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学』

おすすめ度 ☆☆☆☆★(5段階中4)

 

著者は25年間 FBIの特別捜査として第一線で活躍された方。

個人的に心理学的な本はなんとなく敬遠しがちで、理由としてはリアルのコミュニケーション時に○○学や○○テクニックを駆使する人って気持ち悪いなぁ〜と思っていたから。とはいえ食わず嫌いな面もあるので、今回はパラパラっと立ち読みした感じで面白そうだったので購入。

結論からいうと一読の価値はある素晴らしい内容だと思いました。相手がストレスを感じているなぁ〜とか、快適に感じているな〜っていう事を言葉ではなく体の動きから読み取る技術を紹介されています。

これは何が良いと思ったかというと、言葉が通じない物同士でも有効という点。たとえば海外旅行に行った時にもめちゃくちゃ使えると思いました。一般的には言葉が通じない場合に自分の気持を伝える手段としてボディーランゲージがありますが、本書で紹介しているのは無意識にでる体の反応「ノンバーバル行動」として相手の快、不快を読み取る技術。

言ってる事と体の反応が違う事を読み解く事で、本当の相手の気持ちや立場に立てるというのは良いことだと思いました。

 

たとえば話し中に足が出口側に向き出すと、相手はこの場を離れたいと感じている。といった一見すると当たり前っぽいことですが、多くの人は相手の顔や言葉ばかりしか見ていなく気づかないという事。子供の虐待や殺人を見抜いた等、実際の捜査や体験の実例が紹介されていて面白かったです。

 

そして最後に「ウソを暴く確率は五分五分しかない、不安だが本当のことだ」とハッキリ書いてあり、正直でとても素晴らしい人格者だと思いました。あくまで快や不快等を読み解くのであって、それがウソをついているかどうかに直結する材料にはなりえないし、冤罪等につながる危険な行為だと警告していました。

 

なんか上手くコミュニケーションが取れないなぁ〜と感じている方は、相手の不快のサインを見逃しているのかもしれません。本書を読んでみると解決の糸口につながるかも。

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