読書

読書「刑務所なう。完全版」堀江貴文

某日埼玉新聞に以下の見出し

「戸田市長、ロシアのウクライナ侵攻に対して駐日ロシア連邦大使館に抗議文を提出」

焼け石に水どころか、活火山に水。

 

 

ほいで

今回紹介する本は「刑務所なう。完全版」堀江貴文

評価 ☆☆☆★★(5段階中3)

 

堀江貴文ことホリエモン(正:ホリエモンこと堀江貴文)が証券取引法違反によって刑務所にぶちこまれていた時の獄中記。わりと昔の本ですが、僕はそんなの関係なく読むタイプ。

2011年6月から懲役2年6ヶ月という判決でしたが、実際には刑期の4分の1を残して仮出所しています。罪状は「旧証券取引法違反」との事。このへんの経緯は別途個人的に調べたいなぁ〜と思っています。

逮捕当時はニュース等でなんとな〜く見ていましたが、今現在も現役で活躍されていますし、これだけの先見の明、思考能力をもつ優秀な人物がおくった獄中生活ってどんなんなん?といった興味心で購入。

 

読む前に予想していたのは、悲惨な刑務所生活とそれに対する愚痴みたいなもんかな〜と思っていました。しかし読んでみると意外と刑務所は社会福祉施設みたいな場所だなと感じた事と、ホリエモンの真面目な労働っぷりと、現状を前向きに捉えようとする「ひたむきさ」に感動すら覚えました。

やっていた仕事は介護関係がメインだったらしく、ボケた老人の下の世話や散髪係等を主にやっていたとのこと。終始あのホリエモンが?って感じです。

他にも淡々と日々の食事メニューやイベント、刑務所の規定や面会者との対話、見た映画やテレビの内容等々を時系列につづっており、変にデフォルメされていないリアルな服役ライフを知る事ができます。(得た知識が活躍する日がこない事を願いますが)

 

僕としては『今日の食事にプリンが出た!最高』みたいなのも、最初のうちは笑えますが途中から悲しくなってきてしまいます。ちゃんと法で罰せられたとはいえ、これだけの人物を数年間オリに閉じ込めたって何とも言えぬ気持ち。

そして収監された長野刑務所にはボケた老囚人が多いらしく、刑務所に入ってることすらわかってない人や急に暴れ出す人もいたりと大変だった様子。

とはいえ他刑務所と違ってイジメ等はなかったようで、刑務所による違いがある事なんかも本書で勉強になりました。(重ね重ね得た知識が活躍する日がこない事を願います)

そして合間合間に、ホリエモンへの差し入れやら面会者との段取り等のお世話係をしているスタッフS氏のコメントがあるのですが、それがおもしろかった。塀の中と外での限られた情報交換でのズレや、見た目や様子が変化していくのを面白おかしく書いています。いや〜笑った。

日記なので全体として内容が薄く間延びしている感があるので、後半は少しキツくなってくるかもです。※多分本人もそれを感じて時事ネタを増やしてきている

最終的に出所する場面の日記がなかったのですが、続きは続編の「刑務所わず。」でわかるのかな?とりあえず購入しました。

 

ムショ生活に興味のある方は是非。笑

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