読書

読書「行かずに死ねるか」石田ゆうすけ

注射を打たれる時は針をガン見する派です。

 

ほいで

 

今回ご紹介する本は「行かずに死ねるか」石田ゆうすけ

おすすめ度☆☆☆☆★(5段階中4)

 

この前読んだ沢木耕太郎の「イルカと墜落」と同じ日に購入したもの。読み手との相性があると思いますが、僕は旅系の話が好き。

フィクションや自己啓発系ではなく、変に飾りつけずに本人の体験したまま感じたままが描かれてなんぼだと思いますので、評価するのもおこがましいですがとりあえず星4つ。

 

本書は著者が期間7年5ヶ月、距離9万5千キロの自転車で世界一周した紀行文。

北米→南米→ヨーロッパ→アフリカ→中東→アジア

というスケールがデカすぎる旅。しかも自転車で。くれいじー。

 

しかし読んだ感想としては全体的に内容が綺麗すぎるといった感じ。

友情、遺跡、大自然、人の優しさ

みたいなものがメインに書かれていて、おそらくは書く事をためらうような事が沢山あったと思うのですが、そのへんがちょっと物足りなかった感じ。

でも7年5ヶ月をたかだか文庫1冊にまとめるとなると、そこら辺をバッサリカットして美しいものをピックアップするのもしょうがないですし、そうするべきなのかも。

ん〜〜〜、、、と思っていたのですが何と続編で

「Ⅱ 一番危険なトイレと一番の星空」

「Ⅲ 洗面器でヤギご飯」

があるとのこと。タイトルからして香ばしい香りがプンプンする。

そこに僕が求めているものがありそう。とりあえず購入。

 

本書内で書かれていた事に「観光パンフレット等の写真は現実より良く見えすぎ」といった趣旨の内容には全く同感でした。集客には重要な事ですが、加工が入りすぎてやたら色味が濃いものが多い気がします。インスタグラムとかも。

加工されすぎたものに対し、脳内で加工を外す作業をしないといけない。

あとは序盤の方で、アラスカの夜空に意図せず突然現れたオーロラのことが書いてありましたが、本当に羨ましかった。見てみたい。

 

カメラごときの性能では映せない物があると思います。あぁ〜海外に行きたい。

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