初めてコストコに行ってきましたが、アウトドア用品コーナーの道具が海外仕様でめっちゃテンション上がりました。巨人族が使うんかよってぐらいとにかくでかい。
ほいで
今回紹介する本は「やめられない ギャンブル地獄からの生還」帚木蓬生
評価 ☆☆☆☆☆(5段階中5)
○○依存系等の本って大体どれも面白い。(面白いって言っちゃダメかもしれませんが)
SNS・ゲームは近代に入ってからの依存症ですが、ギャンブル・酒・クスリ等々は昔から存在する依存症であり、ぞれだけ実例があり被害者も大勢顕在化しているので内容も濃い。バレバレの嘘でお金を借りてくる人間等々、身近に何人も見てきていますし、僕自身昔スロットで一日8万円も使ってしまって目の前がグニャ〜ンとなった事があります。今は一切やりませんがギャンブル依存者から被害を受ける側の気持ちと、のめり込む人の気持ちの両方がわかるので読み応えがあります。
ちなみに辞めた理由は色々ありますが、一番は「時間の無駄」だと考えるようになった事が大きいと思います。時は金なりと言いますが、時と金を両方失うのがギャンブル。
っていうのをテレビやメディアが全然取り上げないのは「スポンサーにパチンコ屋がついているから」という、ちょっと考えればわかる事も本書は丁寧に説明してくれます。
ちょっと本の紹介より僕の個人的意見が多めになっちゃっていますが、奄美大島にパチンコ屋はいらないと思います。ギャンブル依存に対するまともな医療機関や自助グループ無い孤島で、依存者やその被害者を産み続ける事に疑問しかありません。新しい大規模埋立地も最初に建ったのがパチンコ屋ってのが本当に情けない、恥ずかしい。
・・っと。ちょっと暴走しすぎちゃいました。ここでまた本書内に戻りますが
「ギャンブル依存は病気」
まずここを自覚する事が重要だと述べられており、依存症診断や実際にどうやって治療に取り組んでいけばいいかを詳細に紹介してくれています。今現在、どうしてもギャンブルが辞めれれない、家族に依存症者がいると苦しんでいられる方が読んでそのまま実践できる内容です。
その中で「金銭の支援をしないという支援」が重要というのは、なるほどなと思いました。依存者の嘘や苦しんでいる姿をみて情にほだされて借金の肩代わりや金を貸すのは、クスリが切れた薬物依存者にクスリを与えているのと同じだと書かれています。利子が膨んでしまうという考えもありますが、返済後にまた同じ事を繰り返すので、利子が膨らんだほうが良いという考えにも納得。
他にも元ギャンブル依存者による当時の悲惨な体験記が多数紹介されていて、漫画賭博黙示録カイジもドン引きレベルのクズっぷりに、この病気の恐ろしさを再確認しました。
ちょっとストレート気味に書いちゃたので、気分を害された方すみません。