読書

読書「夢をかなえるゾウ0」水野敬也

猫がパソコンの上で謎のコマンド入力をするのに困ってる今日このごろ。最悪再起動します。

 

ほいで

 

今回紹介する本は「夢をかなえるゾウ 0」水野敬也

評価☆☆☆☆☆(5段階中5)

 

サラリーマン + 神様 + バク

この本はもはや名作シリーズとなっているので、ご存知の方が多いかと思いますが簡単に内容を説明。全シリーズ通して主人公は人間関係や仕事での理不尽、自己嫌悪に悩む若いサラリーマン。

ある日そんなぶっ倒れる寸前のサラリーマンの前に、ガネーシャという顔がゾウ、体が人間のヒンドゥー教の神様が降臨する。この神様が何故か大阪弁で、何故か笑いの神をめざしている。

そんな笑いを愛するガネーシャが、サラリーマンの人生が良くなるように様々な課題を出して、それをサラリーマンがクリアしていき人生が好転するといったのが大筋の内容。

シリーズ5作品となる今回の『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』は、この神様に加えて夢を食べるバクが登場。神様とバクはお互いの顔をベロベロと舐め合うぐらい相思相愛の仲。

そんな【倒れる寸前のサラリーマン + 神様 + バク】で繰り広げられるギャグ重視の自己啓発本

 

前作の 1・2・3・4は、それぞれキンドルアンリミテッドで無料で読めます。

無料と書いちゃいましたが実際は月額980円。しかし30日のお試し期間っていうのがあって、それに入っちゃえば全部無料で見る事ができます。

キンドルアンリミテッドはこちらをクリック

私見

0とタイトルに付いていますが、ちゃんと1から読んだほうが良い

エピソードゼロっていう風味を出していますが、内容を確認すると1〜4話を読んでるからこそわかる笑どころがあったりするので、1から読んだほうが楽しめると思います。

1つ大きな例を言うと1〜4の主人公はボケ倒す、あるいは天然のガネーシャに対して、ツッコミを入れる役っていう感じ。

しかし今回の主人公は真面目?優しい?ので、ツッコミというよりおだてるタイプ。なのでガネーシャが一人ボケツッコミをする機会が多く、それが結構面白い。そこにちょっと性格悪めのバクが加わる事によって、お笑いトリオって感じのバランスで物語が進んでいきます。

偉人の名言や行動が多く紹介されている

一応設定では過去の偉人は全てこのガネーシャが育てた事になっていて、チャップリンにちょびヒゲをすすめたのもガネーシャ。ベートーベンの名曲『運命』のジャジャジャジャーンは、ガネーシャのふふふふーんという鼻歌から着想を得て出来たそうです。

とまぁこのへんはまぁネタですが、それに加えて実際に偉人たちが残した名言が数多く紹介されているので、なかなか面白いです。

自己啓発内容より物語自体が面白い

ネタ7割、自己啓発3割といった感じで普通に読み物として面白いです。自己啓発の内容については正直あまり深いものではなく「朝日を見る」や「掃除をする」なので、悪くいえば浅いし、それが出来ないから困ってるっていうレベルの人が多いと思います。

なにか自分でこれはやってみようと思ったのを1つだけでも取り組んでみる程度で良いと思いました。個人的には「丸1日ネットを使わない」はやってみたいと強く思いました。

てな感じで、軽い気持ちで読めて面白い本です。主人公と同年代の若いサラリーマンには、刺さる部分も多いと思うのでぜひオススメ

コメントを残す