2018年12月21日(金) 大潮
最高24.6℃ 最低18.4℃ 湿度84%
平均風速1.9ⅿ 最大風速南5.1ⅿ
海面気圧1018.4㍱ 降水量合計2.0㎜
この日は夏日でとにかく暑かった。
そして大潮、ほぼ満月、微風。
何かが起こりそうな気はしていたが、まさかこんな事が起こるとは。。。
夕マヅメにポイントにエントリー。
300ℊのアオリイカを釣った事がある程度の場所ですが、潮通しが良さそうな事と、水深が10ⅿ~20ⅿと割と深い場所だったので、調査も兼ねて決めました。
まだ日が落ちる前に根がある場所を確認し、そのキワや砂地の場所をボトムを意識して何度もエギを通す。
そして日が落ちる寸前。
ズシーーーーーーーン
うわ。最低。重さからしてロープに引っ掛けたっぽい。というかロープあったか?
ざわ・・
竿を立てると、一応寄ってくる。漂流してきたロープかな?寄せれるところまで寄せて、手が届いたらエギ回収しよっと。
ざわざわ・・・・
にしても重いな。
ジジジジジジジジジジジジジジジジー
(※ドラグ音というリールから糸が引っ張り出されて出る音)
!!!????!
え?うそ。動いた!!?
ジジジジジジジジジジジジジジジジジ
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ
おい。
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ
おいおい。
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい
いつまで走るねん。
こりゃカメか??あぁ~面倒だな。
お、止まった。とりあえず糸切るのももったいないし、掛かりどころが悪いと申し訳ないのでとりあえず釣る事に。
ざわざわ・・・・
ざわざわ・・・ざわ・・・・
ざわ・・・・ざわ・・・・・ざわ・・・・・・
うんとこしょ。どっこいしょ。それでもカメは釣れません。
うんとこしょ。どっこいしょ。まだまだカメは見えません。
と、
ぐいーーん。ぐいーーーーーん。
突如リズミカルに竿が引っ張られる。
嘘でしょ。イカ??
ぐいーーーーん。ぐいーーーーーーん。
確定。
一気に緊張感がMAXに。
そして休憩終了といわんばかりに
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ
止まらん。PE0.8号、リーダー3号でこのひきはかなり厳しい。
一方的に走られては休憩して、また一方的に走られるを繰り返していると
ギギギギギギギギギ
と、今度はまさかのラインが根に擦れる感触が伝わってくる。
もうだめだ。いつ切れてもおかしくない。
切れる。切れる。切れる。と思いながら10秒経過。
あれ、意外と切れない。
ダメ元でこのまま頑張ってみよう。と根に擦れながらのファイトを開始。
瞬発的なダッシュをされると絶対切れると思ったので、刺激しないように優しく優しく竿を立てる。
立ち位置も変えてみたりして、とにかく最善を尽くす。
ギギギギギギギギギギ
あぁ~これ一生悔やむんだろうな~。と糸が切れる心の準備をしつつファイトしていると
ぷりん!!
僥倖とはまさにこのこと。(※ぎょうこう=思いがけない幸い。偶然に得る幸運。)
糸が根ズレから復活。イカと一直線上で結ばれる。
ここで多分スイッチが完全に入りました。
釣った後の事、ばらした時の事等、余計なことは考えずに『今』に集中。
フックが外れないようにテンションを保つ。フックが伸びないようなテンションを保つ。
もう根に潜られないような竿の位置、角度を保つ。突然の猛ダッシュで糸が切れないようにドラグ設定を1コマ単位で調整。等々・・・・・
全ての事をバランスよくやる事に集中。
イカの吐く水で水面がぼっこぼっこと、沸騰したかのような状態になり
ついに姿を現わす。
やっぱりカメ。って言いたくなるぐらいデカイ。
最後のジェット噴射に注意し慎重にランディング。

※エギは比較用の3.5号
一気に頭から血が下りてくる。
やってしまった。一体何キロあるのか想像もつかないぐらいデカイ。
どのぐらいファイトしたのか。15分?20分?
ドキドキの計測。
なんと

7.4キロ。
あほみたいな数値。
どうしてもブツ持ちの写真を撮りたかったので、友達の家まで行って記念撮影。

もう二度とこのサイズのコブシメには出会えないかもしれない。

釣ったときのエギは記念にとっておくことにしました。
朝日エギという鹿児島で作られている手作りのエギです。

今回のものかはわかりませんが、かじりあと付き。多分かじられてたらこんなもんじゃないはず。。
奄美最高。釣り最高。幸せ。
百年経ってから読みました!
ゴイスー!!!
もうあのサイズは2度と釣れる気しないですね(´ω`)化物でした。