読書

読書「年間15万円得する無職生活の本」

某施設入館の際、入り口に設置してある体温計で33℃の測定結果と

『異常なしです』の文字

「コロナじゃない=正常」という異常

 

ほいで

 

今回ご紹介する本は 神田賢人、無職生活研究会著

「年間15万円トクする無職生活の本」

おすすめ度 ☆★★★★(5段階中1)

 

まず先に言っておきますが、現時点で僕はちゃんと働いていますので。誤解のないように。

とはいえ無職はそこそこ、いやまあまあ、いやいや結構経験ありますし、一つの会社に全人生を注ぐ事ができない社会不適合人間なので、定期的にこの手の同類の香りがする本を読んじゃいます。

中古で買ったのですが、手に取った感じで結構古いな〜と思って確認すると初版が2001年。もう20年以上も前にこの本が出されていたと思うと結構衝撃。とはいえ当時日本はバブル崩壊後の「失われた10年」直後なので、まぁ妥当といえば妥当な内容の本でもあるという恐ろしい事実。

情報は言うまでもなく最新のものが大事ですが、ちょっと昔の本を読むことで現状との比較や、その当時予測されていた事が本当に当たったのかどうかがわかるから、それはそれで面白いと思っています。

 

おすすめ度的には、古い本ですし無職生活に縁のない人は読まなくてもいい本だとは思うので、5段階中1にしちゃいましたが内容的には結構面白かったです。

たとえば

失業保険の上手なもらい方や税金や年金対策等、今でもそのまま使える内容も載っていますし、確定申告がどれだけ有利かも結構わかりやすく書かれています。あらためてこれが20年前の本か?と疑いたくなるレベル。ご承知の通り、社会保障や税金関連を学校では1㍉も教えてくれないので、この手の内容は知ってるか知らないかで人生が大きく左右されます。※知らぬが仏でもありますが

 

他にも地道な節約術も紹介されていて

・エアコンの室外機の直射日光をカットして、電気代を節約する。

・トイレの給水タンクに水の入ったペットボトルを入れて、流す際の水圧はそのままで水量を抑える。

・キャンピングカーで寝泊まりして家賃を浮かすヤドカリ生活

・海外青年協力隊として稼ぎながら海外生活

・ブラック企業への対抗策

等の、なるほど〜というテクニックが紹介されています。

 

あと半分ネタで書いてるような内容もあって

・靴はバナナの皮で磨く

・愛人として生きていく

・無職時に見るべきオススメの映画

等もなかなか面白かったです。

 

一番現代とのギャップを感じたのは、本書では「好きな事で稼ぐ」方法としてソムリエ、ペットトリマー、プロ雀士等々が紹介されていましたが、まさかプロゲーマーや、コスプレイヤー、インスタグラマー、ユーチューバーという職業がその後出てくるとは全く予想されていなかった模様。というか誰も予想できないですよね。

食べ物で遊んだり、人に迷惑かけたり、映像の無断転載するだけで数百〜数億単位のお金がもらえるなんて・・・・

らい
らい
↑これは悪い例だよね

 

人生七転び八起ですが、転んだときの受身の方法を知らないと1転び目で○んじゃう可能性もあります。上昇志向の自己啓発本もいいですが、メンタル的に下降志向も時には大事。

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