読書

読書『インターネット・ゲーム依存症』

先日、低温調理牛レバー刺しとやらを食べたのですが、記憶が鮮明に蘇るほど本物に近くて美味しかったです。もっと普及してほしい。

ほいで

 

今回ご紹介する本は「インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで」岡田尊司

おすすめ度 ☆☆☆☆★(5段階中4)

 

以前投稿した「スマホ脳」も良書でしたが、この本も同じぐらい素晴らしい内容でした。

読書「スマホ脳 アンデシュ・ハンセン」パンはパンでも食べられないパンは、あの頃部活帰りに皆で食べた、今は亡きおばちゃんの手作りパン。 ほいで 今回は「スマホ脳...

 

なぜこの手の本を読みたくなるかというと、前回の記事でも書いた理由に加えて、ネットやSNS上で「攻撃的」「礼儀しらず」「謎の上から目線」等の人々を目にする、相手にする度に病気なんじゃないのか?といった気持ちになるからです。とはいうものの僕も人様のことを言えたわけではなく、たまに自分自身が上記の症状に陥ってる、陥ってしまったなぁ〜と自覚する事が多々あるからです。

そしてネットにかかわらず、ギャンブル依存、アルコール依存、薬物依存者も似たような傾向や脳の物理的な変化が見られるようです。それらになぞらえて「デジタルヘロイン」や「現代のアヘン」と表現もされています。

本書で依存症の治療について「依存症におちいっていると認識を持つこと、それで治療が半分進んだといえる」と言われています。僕自身スマホばっかりいじってる時の自分に嫌気がさしているのではっきりと「病気」だという自覚をもっていこうとあらためて感じさせてくれました。

本書で紹介している内容でいくつかピックアップすると

・躁鬱をみずから作り出している

・依存者は周囲の人を巻き込もうとする

・日本の事なかれ主義、各業界団体の圧力で野放し状態。国際社会の外圧が掛からないと変われない情けない国。

・熱中と依存の境界はどこにあるのか

この辺が僕の趣味である「釣り」にも共通して考えるポイントもあって、考えさせられました。

 

そして僕はネットゲームはやらないので知りませんでしたが、今は仮想空間でアバター同士が「生殖器アイテム」を購入して仮想S○Xをやったりもできるみたいです。

キンモーーーーと思いますが、現実世界でパートナーができなかったり、子供が作れない方に人気らしく、エロ要素というより精神安定的な要素が強いみたいです。とはいえあくまで仮想世界なので「理想の世界」に没落することで現実世界を受け入れらずに前述した「攻撃的」「礼儀知らず」「謎の上から目線」の人たちが増えてるのかなぁ〜と思ったり。。

もちろんネットやSNS自体が悪いのではなくて、いい面もあると思うのであくまで使い方次第だと思っています。ただ子供が大型バイクを乗りこなせないように、やはり使う側の能力や教育が重要だと思います。

知らず知らずのうちに取り返しのつかない状態にならないためにも読んでよかったと思える本でした。

コメントを残す