読書

読書「本をどう読むか」岸見一郎

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ほいで

 

今回ご紹介する本は「本をどう読むか」岸見一郎

おすすめ度 ☆☆★★★(5段階中2)

 

著者はベストセラーとなった「嫌われる勇気」を手掛けた方。その本は読んだことあったので、同じ著者が読書そのものについて何を語るのか気になって購入しました。

読んだ結果、本をどう読むかというより本をどう読んでいるかという著者の個人的なお話のような気がしました。でも面白いと思ったのは、こうやって読んだ本に批判的な意見を感じるのも間違いではないし、深く理解するには必要だと書かれていること。

後半に関してはおそらく出版社が章節を作って、それに対して著者が中身を書いていったんじゃないかと思うような惰性感が強いように感じました。

って、我ながら何を偉えらそうにもの言ってんだって感じですが。

 

何点かグッときたところを紹介しますと

ドストエスキーのカラマーゾフの兄弟に関して、著者が内容が難しすぎて読むのを諦めた事があるとありました。実は僕も全く同じで、登場人物が次から次に出てくるし馴染みのないロシア人の名前だし、場面展開が別物語すぎて序盤でついていけなくなり断念した事があります。これは仲間がいたーって感じでちょっと嬉しかったです。

他には

「同じ本は二度読めない」の節。本は書いてある事は変わってないはずなのに、読む度に新しい気づきがあったり感情を抱くという事。読む時の自分の状況によって受け取り方や感じ方が変わる。これも僕だけじゃなかったんだ〜といった共感を感じました。

あと

速読や多読についても否定的な意見を述べられていましたが、これにも共感。

 

あと逆に共感できなかった点としては

本は手元に置いておき、いつでも中身を確認できるようにしておいた方が良いと言った内容。これは著者が作家であり仕事の便宜上からであり、僕としては普通の人は早く売るか譲渡するか捨てるのが良いと思っています。場所取るし引越しの度に荷物になるし。

それと本書の合間合間に思い出のある本が紹介されていますが、高尚すぎて手を出そうと思えない本ばかりでした。端的に面白かった本でも紹介してほしかったかな〜。

 

電子書籍の良否に関しても著者の考えを書いてありましたが、このへんも個人の意見レベルかなと思います。

ついでに僕の電子書籍に対する個人的意見をいうと、僕は中古本屋に行ってあてもなく本棚から気になる本を探し出すタイプなので、本棚の無い電子書籍ショップと相性が悪いです。どうしてもほしいタイトルの本も、電子より実物のほうが安く買える事が多いですし。あと実物は、濡れようが叩き潰そうが炎天下に放置しても壊れない点がグッド。

 

以上です。

ある程度読書する人には読む必要が無いと思いますが、読書に関して敷居の高さを感じている人は読んでみると読書の自由さを感じる事ができると思います。

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