このまま物価上昇が進んだら、雪見だいふくが1個入になってしまう気がして動悸がとまらない。
ほいで
今回ご紹介する本は 「宝くじで1億円当たった人の末路」鈴木信行
おすすめ度 ☆☆★★★(5段階中2)
ぶっちゃけ宝くじ自体は一番悪どいギャンブルだと思っていますし事実そうなので全く興味ありませんが、本のタイトルが目を引いたのも事実。買うつもりはありませんでしたがパラパラとめくると本書内に他にも
・キラキラネームの人の末路
・賃貸派の末路
・留学に逃げた人(学歴ロンダリング)の末路
・「疲れた。海辺の町でのんびり暮らしたい」と思った人の末路
・電車で「中ほど」まで進まない人の末路
等々、そっちの方が気になったので購入。
残念ながら実際にそうなった人を取材したのかと思いましが、それぞれの専門家へのインタビューといった形式でした。客観的な統計データ等で論じるのはいいですが、ちょっと物足りない。だってそれを実際に体験した人じゃないから。
専門家の意見書として読めば面白いですが、個人的には電車で中ほどまで進まない人に「なんでですか?どういう気持ちなんですか?」と突撃したのを期待しちゃいました。
一応グッときたところを3点ほどあげると
1つ目=賃貸派の末路のところで、「臆病な日本人がリスクを度外視にして果敢に行動する分野が、宝くじとローンによる持ち家購入」と表現したのはグッときました。まさにその通り。
2つ目=「疲れた。海辺の町でのんびり暮らしたい」と思った人の末路のところなんかは、田舎移住のデメリットが多くあげられていましたが、あぁ〜わかる〜といった点が多かったです。田舎は金も時間も色々かかるんですよね〜。
3つ目=学歴ロンダリングっていう言葉を初めて聞きましたが、なかなかおもしろかったです。海外の学校にいけば人生逆転!みたいな人達がいるらしいですが、その辺の実体を知ることができました。
正直新書の1,400円(税抜)はちょっと高いんじゃない?と思っちゃいましたが、僕は中古220円(税込)で購入できたのでヨシ。