読書

読書「イルカと墜落」沢木耕太郎

カップ焼きそばの「かやく」って、子供の頃まじもんの火薬だと思って食べてました。

 

ほいで

 

今回ご紹介する本は「イルカと墜落」沢木耕太郎

 

著者は旅好きの方で、僕もこれまで代表作である「深夜特急」を読んだことある程度でしたが、その「深夜特急」の中に過去に飛行機で墜落したような事を描いてあったのが頭の片隅にありました。時系列的にイルカと墜落よりずっと前の作品のはずだけど、なんか墜落事故のこと描いてあったような・・・・。

もしやその本?と思い気になってしょうがなかったので購入。(ちなみに深夜特急もめちゃくちゃおもしろいです)

 

案の定、僕が予想した飛行機墜落事故の内容でした。

本来は南米のインディアン保護最前線取材が目的だったのですが、目的を果たせぬまま飛行機が墜落するのがメイン内容で、それもまた冒険だなと思わせられる著者の表現力。序章〜墜落〜終章を描くにあたり現地の人間の考え方、食事、文化の違いを小さいところも拾い上げてくれて、やっぱり旅って素敵だな〜と感じさせてくれました。あとは沢木耕太郎さんが死ぬかもしれないその時にどんな事を思ったのか、何を考えていたのか、その後どういう心境になったのかを知ることができて興味深かったです。

本書に

「死とはただそこにあるだけのもの」という著者の言葉がありました。

これだけの作家が死ぬ一歩手前の大事故を経験し、それを文章に残してくれたのは本人には失礼ですが読む者としては幸福な事かもしれません。

 

いや〜やっぱり旅行記・冒険記はワクワクするな〜。

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